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2008.06.24
あまりにも気持ちのいい空だったので、ベランダでぼんやりと立っていたら危うく遅刻しそうになった。
久しぶりに澄んだ青い空、ふんわりとロールパンのような雲。すっきりと甘い風が吹く。
とにかく、誰かにこの空を届けたくて、心の中、思い浮かべた友人たちに、次々に手紙を書いた。
2008.06.06
こんな夢を見た。
近くのアーケードを歩いていると、友人があるお店の前に立っている。コートを着て、カメラをかけて。夕暮れどき、ざわめきが行き交うなか、そこだけぽっと灯がともるような佇まい。
びっくりして手を振ると、こちらを見た友人は、ちょっと待ってて、と言い残してふとどこかへ消えてしまった。しばらく待っても帰ってこない。仕方なく、横道に沿って歩いて行くと、まだ浅い夜の空にいろんなお店の明かりが映って、それはそれはきれいだった。
2008.06.05
「たとえば十年後……」、とその人は言った。十年後、四十歳を過ぎたときどんな背中をしているか。それがあなたの人生なんだと思います、と。
十年が、永遠と同じ単位だったころもあったのに、今のわたしは、十年なんて手のひらにのりそうだ、などと思っている。それでも、そこへの道を一歩ずつ進んでいかなければいけないのは同じなので、右、左、右、と唱えながらぽつりぽつりと歩く。
あの背中……、と言って思い出すのは、在りし日のジャック・マイヨールの後姿である。60歳をいくつか過ぎて、すっきりと贅肉のかけらもない姿、どこか海とつながってでもいるような、豊かな、でも少し寂しそうな佇まい。そうかそろそろわたしにも海が必要だ、と思う。
2008.06.02
最近のわたしときたら、あちこちの秤に片足をのせては落ち込んでばかりいる。
力って関係のことだ、と思う。シンプルに言うと、「勝った、負けた」という感覚。だから、例えば語学力を力にすることも出来るし、足の速さを力にする
ことも出来る。美しさが力を持つことがあるし、器用さが力を持つこともある。関係の中で、あるものが力を持ったり、持たなかったり。
……つまり、関係に振り回されないためには、絶対的な何かを身につけなければいけないということだ。
2008.06.01
リネンのシャツを着て、ぺたぺたと裸足で家の中を歩き回ると夏の気配。
そのままベランダへ出て、たっぷりと風を含んだ洗濯物をカゴに入れると、耳たぶを青い空気がかすめて過ぎた。